前回の
不動谷ダム失敗の後、『まだ時間はあるし、さてこの持て余した時間どうしよう?? これで帰るのは勿体無いし』 と考えていたとき、
思いついたのが、この
宮川ダム左岸上流のこの看板
!
いったいどれほどの
悪路なんだ
??と、
酷道心に
火がついたワケでして…、 (酷道好きでもありますので)
で!早速、行ってみる事に。
すると!∑(゚д゚ ;)!! むむむ!!
水圧鉄管!! って事は、水力発電所があるはず!

ダムの神様の悪戯か!?
突然の出会いに胸の高鳴りを覚え、
探索を決行する事に。
(゚ロ゚ノ)ノ おわっ!! 出たな!!
門柱には、
大和谷発電所とあります。
by三重県企業庁。
Σ(゚д゚ ;)!! この落差!す、すごいなぁ!

発電所があれば、取水口(堰)もあるはず!→
やる気スイッチON。
こんな所にたどり着きました。 車では、これ以上は進めません。
※注意 ↑これは道ではありません、山です。
作業用モノレールがありますた。

その車庫とか。

探索をつづけていると…、
...( ´-`) ん?
キタ――(゚∀゚)――ッ!!
大和谷ダムぅ!! きっと大和谷発電所の取水ダムに違いない! うん!
当然!行ってみる事に
♪
そこには、ちょっと広めなスペースがありました。

広かったのは一瞬で、すぐ先には…、

こんな階段が
♪
このとき迂闊にも、500㍉ペットボトルの水分とコンデヂだけの軽装備。

これが後に恐ろしい目に遭おうとは、このとき知る由もないのです;;
と!! ここで開きっぱのゲートが。 ゆるいので、失礼させて頂きます。

ググってみると、釣人や登山家も利用しているようです。
もちろん、
自己責任になりますが。
でわ、参りましょうか
♪
進むと、こんなハシゴが!

ハシゴの先には、廃吊橋がありますた。

その先には何があるんでしょう。
次は、どんなのが登場して、楽しませてくれるんだろうか、

そんな事思いつつ下ります。

振り返ってみると確認しづらいですが、先ほどの廃吊橋が中央に見えます。 (画像クリック&ズームでよく見えます)

廃吊橋の先には、送電線があるようです。

階段に次ぐ、

階段。

その階段を下りると!! いきなり
鎖場が
!
その
鎖場を下りたところから☆

そこには、
レールが散在してますた。

詳細を知りませんが、軌道があったのかもしれません。

2段ハシゴとか。

元々、このように整備された巡視路だったと思われますが、

自然の驚異でそのルートが寸断され、鎖場等で迂回したものかと。
急峻な山にさっきの送電線が!(画像クリックで)
まさか!? あれを登るんじゃないでつよね?
ねぇ??
そんな
不安を抱きつつ、足を進めます。

谷を見下ろすと、大きな岩がゴロゴロしてますた。

ぼくの意に反して、徐々に送電線のあるあの山へと近づいていきます。
(´・ω・`) ねぇねぇ? やっぱりあれ登らなきゃダメ??

さっきの大きな岩を上流から☆ キレイな眺めだなぁ。
\予感的中!/ やっぱり登るハメに。 orz
ここで!!(゚∀゚*) おぉっ!! 『
大和谷ダム』看板!

やる気が回復しました。 (以後、これを
エサとします)
ご覧のように、モノレール(廃)が設置されるほどの急峻でして、
(*´Д`)'`ァ'`ァ 休みながらでも、かなりキツいです。

設置されていた、トラロープをつかみながら上ります。

それほどの急峻っぷりかを、お分かり頂けましょうか。

木の根がイイ具合に、踏板代りになっています。
(´ヘ`;) 懸念していたこの山の上りが、かなりキツいです。

登っても、

登っても、

まだ登る! キリがないです。

そんな絶妙なタイミングで現るのが、この『
大和谷ダム』看板
!
その
エサにつられて、また奮起するワケですが、
直登(チョクトウ)なので、ホントにしんどいっす。 振り返って☆

ここを乗り越えれば、もうそろそろ見えてもイイでしょ。

ね、この絶妙なタイミングで、来るんでつよ。 この
エサが!!
エサを拾ってしまえば、行くしかあるまい。

でもまた、行っても行っても、

まるで無限ループのようで。

ここまで歩いたら、たどり着くまで、

引き返せない!ってなるワケです。 はい。

今思うとそれが、
失敗の一因でもありました。

でも、このときのぼくを、誰も止める事などできないワケで。

(↑カッコ良く聞こえるけど、誰もいないので止めようがないのが事実)
そこに!!『
焼山谷』への分岐が
! なるほど、ゲートがゆるいのは登山口でもあると考えれば道理が合う。
(登山道でのあるある)
さらに!!Σ(゚д゚ ;)!! むむむむ!! 欄干付の擁壁が!!
こんな場所に、どうやって造ったの?これ??

この擁壁に沿って、進んでみると…、
このとき勝手に、この擁壁の先に
大和谷ダムが待っているものかと思っていまして、
次の瞬間!工エェ(´Д`)ェエ工!! まだあるのぅ!? ってなりますた。

そんな橋から見えたプチ滝☆
(;´Д`) もうそろそろご対面したいんですけど…。

こんなに歩くとは想定外で、手持ちの水分がすでに底をついていました。
のどカラカラ。
父ヶ谷林道と立て続けのアタックで、かなりカロリー消費していたようで、すっかり
お腹ペコペコ。

その上、疲労も蓄積されており、
カラカラのペコペコのヒーヒーなのです。
よくよく考えてみれば、下調べもしてないので、どれだけ歩けば到達するのかも知りません。

もしかすると、ぼかぁとんでもない
無謀な事をしでかしているのかも
??
ここに来てようやく、自分が
窮地に立たされている事に気付くのでした。

この看板を撮影後、悔しくも引き返す事を決断しました。
\\(>д<)!! 無念っ!!//
ちなみに空を見上げても、索道は確認できませんでした。
ここからの画像は、引き返しながら撮ったものです。
片洞門とか☆ 疲労困憊なのに撮っていました。 しかし、撮影枚数は激減します。

このときになると、体中の筋肉が攣り(ツリ)だします。

自己診断になりますが、きっと水分補給ができない事による脱水、発汗による塩分不足と思われ。
(ノ>д<)ノ 今すぐにでも横になりたい、もう、動けない。

意識が朦朧(もうろう)としてくる→『
死』の文字が頭を過ぎる。(ヨギル)
こんな状態で、無事に帰る事ができるんだろうか?? そんな不安でイッパイになります。

死ぬのは嫌なので、どうにかこうにか、動かない体を奮い立たせ…、
ようやく!!うわぁーん 。・゚・(つд`)・゚・。 ただいま~。 (泣)

無事に帰れて、ホントに良かったです。 いやマジで! ホント良かった! 生きてて良かったw!!
車に置いてある水をガブ飲みし、おにぎりにむさぼりつき、ミネラル豊富な天然塩で塩分補給し、しばらく横になっての休憩→
復活! この日は、これにて撤収。
ヽ(`Д´)ノ ホントに死ぬかと思った! 必ず
リベンジしてやるんだからw! 覚えてろよw! ←誰に怒ってるのか不明。
大和谷ダム攻略は、またこの枠より追記します。
訪問日、2011/05/05 次回、
長ヶ逆調整池ダムの巻き。
初回投稿 2012/09/23 18:46
大和谷ダム攻略は、↓の
続きを読むからどうぞ。